価格をどこから取って、何が確認できなかったか

この記事は2026年9月7日に、VideoProc Converter AI の公式購入ページ(jp.videoproc.com/buy.htm)と割引案内ページを開き、表示されていた金額・PC台数・更新後の価格を書き写して整理したものです。扱うのは支払う金額だけで、変換速度や画質の独自計測はしていません。

ソフトそのものの実力は無料の動画変換ソフトとの比較に、機能の範囲はVideoProc Converter AIでできることに分けてあります。ここで見ているのは「どの買い方をすると、何年でいくら払うことになるか」の1点です。

税区分は確定できました。購入ページに「税込価格」と明記があるため、この記事の金額はすべて税込です。返金保証も購入ページと製品ページの両方に「30日間」と書かれていました。

一方で、公式ページからは確定できなかったものが4つあります。

  • 年間プランの更新後の金額。プラン欄には「期間終了後: 5480円(税込)」とあるのに、同じページの説明文には更新時に「同額請求」とも書かれています(要確認)
  • セールの終了日時。ページにカウントダウンの表示はありますが、何年何月何日に終わるという記載は見当たりませんでした(要確認)
  • 永久ライセンスの「生涯までの無料更新」に、大型のバージョン更新まで含まれるかどうか(要確認)
  • 無料版のAI機能の「5本」枠が、毎月戻るのか通算なのか(要確認)

確定できなかった項目は、本文でも「要確認」と書いています。評価の方針は運営方針・評価基準にまとめました。価格はセールで動くため、支払う前に公式ページで最新の表示を確認してください。

年間プランの更新額は、同じページに2通り書かれている

購入ページで大きく出ているのは「5,280円」ですが、これは初年度の金額です。同じ欄の下に「期間終了後: 5480円(税込)」と併記されており、年間プランは自動更新で、解約しない限り翌年から別の金額がかかることが分かります。

ところが、同じページの下部にある「ダウンロード版 - 年間プラン」の説明には、契約が自動更新され「同額請求」させていただきます、と書かれています。上の欄は5,480円、下の説明は同額。どちらが実際の請求額かは、公式ページの記載だけでは決められませんでした(要確認)。

この記事では、支払いを少なく見積もらないために高い側の5,480円で数えます。両方の数え方を並べると次のようになります。

  • 3年ぶん … 5,280+5,480×2 = 16,240円(同額更新なら15,840円)
  • 5年ぶん … 5,280+5,480×4 = 27,200円(同額更新なら26,400円)

差は400〜800円で、金額そのものは小さく見えます。それでも、この違いを先に押さえておく意味はあります。年間プランは「毎年同じ額を払い続ける選択肢」ではなく、少なくとも表示のうえでは「初年度だけ割り引かれ、翌年から別の額になる可能性がある選択肢」だからです。

永久ライセンス側との分かれ目は、どちらの読み方でも変わりません。永久ライセンスの既定表示は7,880円、年間プランは1年目で5,280円、2年ぶんで10,760円(同額更新なら10,560円)です。1台で使う前提なら、2年目に入った時点で永久ライセンスのほうが安くなります。通常価格の10,880円で買った場合は、3年目で逆転します。

総額を台数で割ると、順位が入れ替わる

ここまでの比較は「PC1台で使う」前提でした。年間プランは1契約でPC3台まで対応するため、使う台数を変えると答えも変わります。同じ土俵に載せるには、支払総額を「1台・1年あたり」に割り直すのが早道です。

3年使う場合の1台あたり年額は次のようになります(年間プランは更新5,480円で計算)。

買い方3年の合計1台で使う2台で使う3台で使う
永久ライセンス(必要な台数ぶん購入)7,880円×台数2,627円2,627円2,627円
年間プラン(1契約で3台まで)16,240円5,413円2,707円1,804円

永久ライセンスは台数ぶん買い足す形なので、1台あたりの単価は台数が増えても変わりません。対して年間プランは1契約を何台で分けるかで単価が動き、3台まで使い切ると最も安くなります。更新が同額(3年で15,840円)だった場合は5,280円・2,640円・1,760円になりますが、順位は入れ替わりません。

年数を伸ばすと、また違う景色になります。5年で数えると年間プランは27,200円、永久ライセンスを3本買うと23,640円です。台数を使い切っても、5年目で永久ライセンス側が追い抜きます。

台数と年数の組み合わせで整理すると、選ぶものはほぼ決まります。

  • 1台で1年だけ試したい … 年間プラン(初年度5,280円)が最も少ない支払いで済む
  • 1台で2年以上使う … 永久ライセンス
  • 2台で2年以内 … 年間プラン(2年10,760円が永久2本の15,760円より少ない)
  • 2台で3年以上 … 永久ライセンス2本(3年でほぼ並び、4年目からは差が開く)
  • 3台で4年以内 … 年間プラン(4年21,720円が永久3本の23,640円より少ない)
  • 3台で5年以上 … 永久ライセンス3本

「どちらが安いか」に一つの答えが出ないのは、価格が動くからではなく、片方が台数、もう片方が年数に紐づいた売り方だからです。自分の台数と年数を先に決めてから表を見ると、迷う余地はほとんど残りません。

セット商品との差額は2,000〜2,100円

購入ページには単体のプランのほかに、バンドル(セット)商品も並んでいます。「人気豪華セット」は VideoProc Converter AI に DVD変換・DVDコピー・iPhone管理・DVD作成の4本を加えた5本組で、通常35,480円のところ9,980円の表示です。対応PCは1台と書かれています。

単体の永久ライセンス7,880円との差は2,100円です。後述する割引ボタンを適用した表示(永久6,980円・セット8,980円)では2,000円になります。どちらで見ても、差額で4本のソフトが付く形なので、割引率だけを見ると単体を買う理由がないように見えます。

判断が変わるのは、増える4本の中身を見たときです。4本はいずれもDVDとスマートフォンの転送まわりのソフトで、動画の変換・圧縮・画面録画そのものを速くしたり画質を上げたりするものではありません。DVDの取り扱いには、VideoProc Converter AIでできることでも触れたとおり、コピーガードの扱いという別の論点も付いてきます。

  • 手元にDVDが積まれていて、スマートフォンへの転送も日常的にする … 2,000円ぶんの価値は出やすい
  • 動画の変換・圧縮・AI高画質化しか使わない … 2,000円は使わない機能への支払いになる

割引案内ページのほうには、さらに上位の「7-in-1 AI Media豪華ソフトセット」も載っています。原価65,080円に対し25,980円の表示で、単体との差は18,100円に開きます。こちらは「割引額が大きいから」ではなく「増える分を実際に使うか」で決める金額帯です。

なお、購入ページには「個人向けの製品3台、バンドル製品5台以上の場合はお問い合わせ」という案内があります。台数の上限が決まっている売り方なので、複数台に入れる予定があるなら、買う前に台数の条件を確認しておくほうが確実です。

「もとの値段」が一つに決まらない

割引率を手がかりに買おうとすると、この製品では足をすくわれます。基準になる「もとの値段」と「現在の値段」が、どちらもページによって違うためです。

まず、もとの値段のほう。購入ページでは永久ライセンスに10,880円の取り消し線が付き、年間プランには取り消し線の価格がありません。ところが割引案内ページの比較表では、同じ年間プランに「原価7,138円」と書かれています。永久ライセンスの10,880円は両ページで一致しているので、食い違っているのは年間プランです。

次に、現在の値段のほう。購入ページの上部には割引を適用するボタンがあり、押すと表示額が切り替わります。

  • 永久ライセンス … 7,880円 → 6,980円(通常10,880円からは約36%の割引)
  • 人気豪華セット(5-in-1) … 9,980円 → 8,980円
  • 年間プラン … 5,280円のまま変わらない

割引案内ページのほうは、5-in-1セットを最初から「割引後の価格:8,980円」として載せています。つまり同じセットが、購入ページの既定表示では9,980円、割引を適用すると8,980円、案内ページでは8,980円という3通りの見え方をします。

こうなると、「何%OFF」で比べるのはあてになりません。既定表示のままなら約28%、割引を適用すると約36%で、同じ製品の同じ日の割引率が2つ出てくるからです。支払う金額そのもので比べるほうが間違いが起きません。前の章で年額に割り直したのは、この理由からです。

セールの見え方についても、判断を急がせない材料が一つあります。割引案内ページには秋のセールが2026年9月3日午後6時に始まったと書かれていますが、いつ終わるのかは書かれていませんでした。購入ページにはカウントダウンの表示があるものの、日付としての終了時刻は読み取れません(要確認)。

当サイトでこの製品の購入ページを毎週記録した範囲では、2026年8月以降、セール名が入れ替わりながら割引表示が続いており、通常価格のままの表示は確認できていません。その日のうちに決めなければならない理由は、公式ページの記載からは見当たらないということです。落ち着いて台数と年数を決めてから、表示額を確認してください。

よくある質問

年間プランを1年でやめれば、5,280円だけで済みますか?

購入ページには自動更新であること、自動購入はいつでも解約できることが書かれています。したがって、更新日より前に解約すれば初年度の5,280円で終わる形になります。購入ページには「自動購入停止のお知らせ」として決済代行(2Checkout)のマイアカウントページへの直リンクが置かれています。手順を解説するページではなく、自分でログインして停止する画面への入口です。

注意したいのは、手続きを忘れたときに請求される金額がはっきりしない点です。プラン欄の「期間終了後: 5480円」と、説明文の「同額請求」が食い違っているためです(要確認)。契約した日をカレンダーに入れ、1年後の少し手前に確認する予定を作っておくと、金額を確かめる前に更新されてしまう事態を避けられます。

3台で使いたいのですが、永久ライセンスを3本買うのと年間プランではどちらが安いですか?

年数によって入れ替わります。永久ライセンス3本は7,880円×3で23,640円、年間プランは3年で16,240円、4年で21,720円、5年で27,200円です。4年目までは年間プランのほうが少なく、5年目で永久ライセンス3本が追い抜きます。

2台で使う場合は、逆転がもっと早く来ます。永久ライセンス2本は15,760円で、年間プランの3年ぶん16,240円とほぼ並び、4年目からは差が開いていくためです。動画変換ソフトを何年使い続けるかはOSの入れ替えにも左右されるので、判断がつかない場合は年間プランで様子を見て、逆転が近づいた年に乗り換えを検討する順番のほうが、外したときの損は小さく収まります。

セール価格は、買い時と考えていいですか?

公式ページに終了日時の記載がないため、「この表示がいつまでか」は確認できません(要確認)。一方で、当サイトが2026年8月から毎週記録した範囲では、名称を変えながら割引表示が続いています。

そのため、価格を理由にその日のうちに決める必要はありません。判断の順番としては、先に「何台で何年使うか」を決め、そのうえで購入ページの割引ボタンを適用した表示額を見るほうが後悔が少なくなります。買ってから30日以内であれば返金保証の記載もあるため、迷ったら台数と年数を数え直す時間を取ってください。

セットに含まれる他のソフトは、動画変換のために必要ですか?

必要ではありません。動画の変換・圧縮・画面録画・AI高画質化は VideoProc Converter AI 単体で完結します。セットで増えるのはDVDの読み込みやコピー、スマートフォンとのファイル転送を担当する別のソフトです。

判断の基準は「今すでに困っているか」です。DVDやスマートフォン転送で手間がかかっている実感がないなら、2,000円は使わない機能への支払いになります。逆に、DVDの取り込みを手作業でしている状態なら、単体を買ったあとで足すよりセットのほうが安く収まります。